
フロント荻原です。今週のハーヴェストクラブ那須は休館をして、館内の修繕や設備点検が一斉に行われました。震災時に割れたタイル等もようやく修理に入ることができました。これで新年を迎えられます。
さて、本日ご紹介するのは、私が那須で最も好きな美術館、そして一番自慢したい美術館が、この「那須芦野・石の美術館 〜STONE PLAZA〜」です。那須・芦野エリアにあります。
営業再開してからちょっと日にちがたっていますが、石の美術館のホームページに「隈研吾パネル展 開催中」とあったので、出かけてきました。

この場所には、戦前から農協の米蔵がありました。その米蔵を残しつつ、新たな造作を加える事により、全く新しい空間が生まれました。その息吹を吹き込んだのが、世界的建築家、隈研吾氏です。以前のブログでも触れましたが、隈研吾氏は「負ける建築」で有名な建築家です。「負ける建築」とは、例えば"風景に建築が負ける"="風景に溶け込む"ということです。"素材に負ける"="その地の建材を使う"ということです。蔵を上手に活かし、見事な空間を再生している必見の美術館です。
この美術館は地元の芦野石や白河石を多用して設計されています。今まで、石の建築="重い"、"暗い"といった常識を、隈さんは実に痛快に打ち破ってくれています。そうしたエッセンス(工夫)がふんだんに散りばめられています。是非、この美術館へ足を運んで探してみてください。ワクワクしますよ!

「石と水のギャラリー」では、日本の抽象彫刻の世界の第一人者、建畠覚造(タテハタカクゾウ)氏の彫刻展も開催されていました。

「石蔵ギャラリー」です。もともとここが米蔵だった建物です。ここに隈研吾氏が手掛けた建築の図面などがちょこっと展示されていました。興味深く拝見しました。

図面を読み進めていくと、大谷石の独特な積み方が印象に残る建物の図面と写真を発見。
そこには「hosyakuji」と書いてありました。「ホーシャクジ?」、「宝積寺!」もしかして、JR宝積寺駅(宇都宮の近く)も隈さんが設計したモノ?!!
知らなかったデス。那須の近くにまだ隈さんの建築があるなんて。ヨシ、今度必ず見に行こう!と心に決めたのでした。

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この美術館の中で私が好きな空間、"石と光のギャラリー"です。決して白いところはくり貫いてあるわけではありません。独特な積み方と、スライスした石の組み合わせで、外からの光が室内に溢れます。とても石積みの建築とは思えません。更に、スイッチを消し照明を落とすと下の写真になります。

<クリックすると画像が拡大します☝>
やさしい光が外から入り込みます。スイッチに触れて体験できますので、お出かけの際には是非試してみてください。

ここは、石の学習室です。右側の窓際には、スライス状にカットされた石で作られたルーバーから光が差し込みます。石なのに、なぜこんなに軽快で軽やかなのでしょう!

この時期にはひんやりしますが、椅子の座面まで"石"でできている石の美術館。面白いですよ。是非お出かけ下さい。
と
■STONE PLAZA 那須芦野・石の美術館
栃木県那須郡那須町芦野仲町2717-5
Tel:0287-74-0228 Fax:0287-74-0373
開 館 : 9:30~17:00
休館日 : 毎週月曜日・年末・年始
月曜日祝日の時はその翌日
入館料 : 大人¥500 小・中学生¥300