
2009/12/11 [那須の自然]
フロント荻原です。日々思うのですが、那須高原はいろいろな点で軽井沢と似ているなぁと思うことがあります。例えば、別荘地であり、避暑地であり、高原である。皇室にゆかりがあり高貴な雰囲気、もくもくと噴煙を上げる浅間山と茶臼岳、アウトレットがある、熊がいる・・・・。
そんな中で軽井沢と違うのは「自転車に乗っている人がいない」、ということ。那須は山の裾野の途中に広がるエリアだけにフラットではないので、サイクリングには不向きなのです。当然、レンタサイクルのお店もありません。
自転車のように速度を落として高原を楽しめたらいいのになぁ。気軽にカフェなどに出かけられたらいいのになぁ、と思うのです。
そこで気になるのが近年成長が目覚しい電動アシスト自転車(電動ハイブリッド自転車ともいいます)。これなら傾斜のある那須でもサイクリングが楽しめるのでは?ということで電動アシスト自転車で那須を走ってみることにしました。
今回、ヤマハ発動機様にご協力をいただき、PASのスポーティーモデル「PAS Brace(パス ブレイス)」をお借りしました。マウンテンバイク風のフレームに、電動アシストユニットが搭載されています。かっこいい!

ヤマハ発動機は電動アシスト自転車のパイオニアです。そして、自転車自体はブリヂストン製とのこと。これは期待できる!バッテリーも非常にコンパクト。実は学生の頃、マウンテンバイクのレースにエントリーしたり、スポーク1本1本組み立ててホイールを作ったこともある自転車好きなワタクシ。最新の自転車を見ているだけで目がキラキラ輝いてしまいます。
生まれて初めて乗る電動アシスト自転車。いざ試乗!!
「おぉ、おおーーーーーーーーっ!!」
最初の出だし感がスゴイ。自分の力ではあり得ないくらいパワフルにアシストしてくれます。コレが電動アシストなのかぁ。坂を楽々登っていきます。楽しい!(楽しすぎて顔がニヤケてしまっていますので後姿しかお見せできません。)
軽くホテル敷地内で慣らした後、いよいよ街中へ出発です。
那須をご存知の方ならわかっていただけると思いますが、ホテルに面する道路、通称「ロイヤルロード」は、ひたすら直線の登り道。普通、自転車で登るには相当な脚力が求められるところです。しかし汗もかかず、軽快にペダルを漕ぎ、難なくクリアしてしまいました。これはスゴイ。ホテルから一軒茶屋の交差点まで、ものの10分もかかりませんでした。
そして、一軒茶屋の交差点を当初左折してカフェなどがある那須街道をサイクリングしようと考えていたのですが、「もっとハードな坂道を登ってみたい」という気持ちに駆られて、更に山に向けて走り始めました。
那須温泉街に差し掛かると、勾配がキツくなってきました。車で走っていてでさえ下るときはエンジンブレーキを多様するこの坂。しかし、勾配が急なほどアシストも威力を発揮し、グングンそして楽々登っていきます。立ち漕ぎなんて全く必要ありません。
温泉街を走っていると、いろんな人達が珍しそうに私を見ています。ご年配の観光客の方に「すごいねー、頑張ってね!」なんて励まされてしまいました(笑)。まさかこんな急勾配なところを自転車で登ってくるなんて、よっぽどのモノ好きなスポーツマンだと驚かれたのでしょう。(フフフ、ボクは全然頑張っていないのデス)
温泉神社(ゆぜんじんじゃ)へ到着。足も全然負担になっておらず、まだまだ登り足りない気分です。殺生石を横目に「もうちょっと登ってみよう」と思い、更にペダルを漕ぎます。
旧有料道路にさしかかりました。料金所の建物は完全に撤去されていました。もう無料で走れるのですね、軽快に走り抜けます。八幡のツツジ吊橋を右手に見ながら、那須ロープウェイ方面へ進みます。すると、展望台が見えてきました。
「随分高いところまで登ってきたなぁ。」普通の自転車じゃ考えられないことです。展望台でハーヴェストの建物を探したり、のんびり景色を楽しみました。
「天気もいいし、もうちょっと足を伸ばそう」。この先が上り坂であってもそういう気分にさせてくれます。
正面には、雪を纏った朝日岳がそびえています。今年は何回も登ったなぁ、と感慨に耽りながらペダルを漕ぎます。静かな森の中の道。エンジンではないので、静かな森を感じながら走ることができます。自転車ならではですね。空気が綺麗で気分は最高です。
あれ、もうこんなに標高の高いところまで来てしまったのかぁ。日陰には雪が。
そして、あれよあれよという間に、大丸温泉の駐車場までやってきてしまいました。標高約1300mです。ちなみにホテルは標高584mですので、標高差約716mをらくらく登ってしまいました。もうこの先は冬季通行止めで進むことができません。そして、ホテルでフル充電していたバッテリーもここで使い果たしてしまいました。あとは、ホテルまでひたすら下り坂。軽快にダウンヒルを楽しみました。往復約20キロ。こんな楽しみ方もアリですが、那須高原を自転車で巡るだけでも充分有効だなぁと実感しました。
電動アシストのユニットは最大1:2(人:電動)でパワフルにアシストしてくれます。33歳の私の脚力が10代の頃に戻ったかのようです(笑)。
しかし自転車。時速24キロを越えればアシストはゼロになります。スピードが早くなったり、出すぎたりといったことはありません。
那須高原で電動アシスト自転車。エコロジーで地球や自然にローインパクト。今後の新たな観光の可能性を感じる自転車でした。
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